「女」って面倒。でも楽しみたい。

恋愛ガイド・編集ライター・保育士の藤嶋ひじりのブログ。思春期女子の3人の娘と二人目のパートナーと暮らしています。中身がオヤジだからこそ「どう女を生きるか」を模索しつつ生きています。

なぜ「女子力」という言葉があるのか

タイトルを変更しました。

男子力」という言葉はないのに、「女子力」という言葉は、日本全国、さまざまな世代に浸透している。

 

なぜなのだろう。不思議。

 

私のライター講座には、今、まさに性別を超越しようとしている生徒さんがいる。

男から、女へ。

 

彼女と話しているうちに、自分が持っていた違和感を、たくさん思い出すことができた。

 

  • 「女の子なんだから、あぐらはやめなさい」と母に言わたこと
  • 「もうちょっと女らしくできないのか」と父に言われたこと
  • ピンク色・ドレス・リボン・フリル・レースが好きじゃなかったこと
  • 赤と黒のランドセルしかなくて「水色」とか「黄色」なら素敵なのにと思っていたこと
  • 習字道具の購入時に「赤」か「紺」しか選べず、女子でひとりだけ「紺」を選んで、男女にからかわれたこと
  • スカートよりズボンが好きで、いつもズボンばかりはいていたこと
  • ケードロや鉄棒、ボール遊びのほうが好きだったこと

 

私の小さいころは、いつも「女」であることの違和感にまみれていた。その違和感を、さほど感じなくなったのは、いつだったのだろうか。さかのぼって考えていくと、私のなかでのターニングポイントがいくつか見えてきた。

 

1つ目は、泣き虫で怖がりな自分の性格。姉に「あなたみたいな気の弱い男子、絶対にかっこよくない」と言われたことがきっかけだった。仮面ライダーに憧れ、アクションスターになりたかった私は「男子になりたい」といつも言っていたのだが、怖がりでビビりの私に、姉がぶつけてきた言葉だった。「男は強くなければいけない(これも固定観念)」のだとしたら、自分にはやっぱり向いていないのかな、とがっかりした。

 

2つ目は、イメチェンして「女」としてモテるようになったこと。小学生時代、短パン、ショートカット、野球帽がトレードマークで、男子に女子扱いしてもらえなかったのが、中学1年生のとき、眼鏡をコンタクトレンズに変えて、くせ毛(ゆるいウェーブではなく縮毛)をストレートパーマで伸ばしたことで、男子の態度が変わった。「かわいい」と言われるようになり、チヤホヤされるようになったことで、たぶん「女子としての自分」を少し受け入れ始めるようになったのだろうと思う。演技でもいいので「かわいい女の子」をやってみようと思えたのだ。

 

3つ目は、母になれたこと。Sexと妊娠と出産には大きな影響を与えられた。ずっと「性的なことは悪いことだ」と親から固定観念を植え付けられていたので、高校時代の私は、彼氏と二人きりになることを極力避けた。キスが嫌で別れたことすらある。気持ち悪かった。だからかもしれない。最初から快感を得られたわけでもなかった。初体験の彼氏も、前夫も、女をちゃんといたわれるようなSexだったわけでもない。それでも少しずつ自分にとって重要な行為だと思えるようになったのも事実。そして、その結果、妊娠・出産して「母親」になってみて、「女でよかった」と気持ちがしっかり着地した感じだ。出産は大変だったし楽しいものではないけれど、授乳しているときの幸福感はきっと男性にはわかり得ないものだと思う。

 

一生懸命おっぱいを飲むかわいい赤ちゃんの顔。満たされていく表情。それを満たしているのが、母親である私だという自覚。これが、私の「女でいいか」と思えた最後のきっかけだったと思う。

 

今でも、女性ばかりの集団には心地悪さを感じたり、女性特有のルールや気遣い、「愚痴を吐き出すおしゃべり会」には、どうしても違和感を覚えるのだけれど、それでも「女って悪くないかも」とは思えるようになってきた。

 

 

それでも今も、「女らしさ? はぁ? 誰が決めたの?」と思う気持ちは残っている。ただ、「女をやってみるのも、アリかも?」ぐらいには変われた。ということで、このブログのタイトルも少し変えてみた。「女を生きる」は大げさだなと思ったので、

「女」って面倒。でも楽しみたい。

にしてみた。等身大の私の言葉。

 

大和撫子タイプの父から認められず、女の子として愛されずに育ち、実際、フリルやらピンクやらが苦手だった私が、「ま、いいか。楽しんじゃおう」と思えたこと。それが、私の恋愛の原点でもあるので、そんな話も書いていきたいと思う。

 

で、「女子力」という言葉があるのはなぜか。それは、大なり小なり、やっぱり「女子」を演じている人が多いからではないのだろうか。というわけで、もっとみんな「女子をやるのってしんどい」ということを、言いやすい世の中になれたらいいのになという思いも込めて、このブログを更新していけたらと思う。